転勤が決まったら、どこに住むかを決めないといけないですよね。
ただ、まったく縁もゆかりもない都道府県に引っ越すのに、どこの市町村が良いのかなんて分からない!という人も多いのではないでしょうか?
そして何も考えずに職場に近いところとか、条件に合う物件があれば市町村はどこでもいいかなという感じで選ぶ人もいると思います。確かにそれでもいいのですが、せっかく住むならできる限り良い場所に住みたいですよね。
そんな時に参考になるのが、大東建託が去年から発表している「街の住みここちランキング」です。
今回はこの「街の住みここちランキング」の良い点と、利用するときに注意する点を紹介させていただきます。
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大東建託の「街の住みここちランキング」とは?
こういう市町村のランキングは、たいてい住みたい都市とか住みたい街とか住みたいシリーズが多いのです。ただ、住みたい系の場合はイメージ先行のものが多く、実際の住み心地が良いかどうかの指標としては正直微妙だったところです。
そんな時に見つけたのが「街の住みここちランキング」!これは去年から大東建託が調査・発表してくれています。
大東建託のホームページには「街の住みここちランキング」について以下の通り記載されています。
街の住みここちランキング(すみここ)は、人々が住まいを選ぶ時に、実際に住んでいる人たちの評価を聞きたいというニーズをもとに、
実際に住んでいる人々がその街に対して住み心地や住みやすさをどのように感じているのかについてを調査しました。
素晴らしいですね。実際に住んでいる人がどのように感じているか、これは街を選ぶうえでは非常に重要な情報なのに、今まで全然なかったですからね。このような統計を見ることができて本当に助かります。
「街の住みここちランキング」の良いところ
「街の住みここちランキング」の良いところは、今実際に住んでいる人の生の意見が反映されているというところですね。
転勤族の場合は、転勤先の市町村の調査は必須ですが、今までなかなか市町村ごとの評価・口コミなどを探すのは難しいところがありました。
このランキングは以下の8項目ごとに実際に居住している人から評価してもらっています。
- 親しみやすさ
- 静かさ・治安
- 交通利便性
- 生活利便性
- イメージ
- 自然・観光
- 行政サービス
- 物価・家賃手頃
項目の選び方もいいですね。これによって、精度の高いランキングになっていると思います。各項目ごとのランキングも見れますから、自分が重視する要素から選ぶこともできます。
私は子育て世帯なので、「静かさ・治安」「生活利便性」「行政サービス」「物価・家賃手頃」ここら辺を重視したいなと考えています。
総合ランキングだけでなく、このように項目ごとのランキングも見ることができる点もこのランキングの良いところです。
私の地元の県でも意外な市町村がランクインしていたりするので、見てて楽しいですし、どの都市が最近発展著しいかも分かりますね。
「街の住みここちランキング」の注意点
かなり良いランキングですごく参考になるのですが、ちょっと注意が必要な点もあります。
それは何かというと、回答者数の少ない自治体はランキングに入ってこないということです。具体的に言えば、回答者が50に満たないものはランキングの対象がとなります。
つまり、ランキング上位の市町村はそのまま高評価なんだなということでいいのですが、ランキングに入っていないからと言って、良くない市町村ということではないということです。
今回のランキングでも前年ランク外からジャンプアップした市町村がいくつかありますが、それも急によくなったというよりは、前年は回答者がランキング掲載に必要な人数満たしていなかっただけで、ポテンシャルは十分あったということが多いです。
つまりはランク外だからと言ってダメというわけではないということです。
まとめ
大東建託が去年から発表している「街の住みここちランキング」は転勤族にとってとても有意義な情報がたくさん掲載されています。
実際に居住している人の評価ですから信ぴょう性がありますし、8つもの項目について調査しているので、それぞれ自分が重視する項目は何かを考えてランキングを利用することもできます。
ただ、回答者が少ない市町村はランキングの対象外となってしまう点は注意が必要です。ランキングに掲載されていないからと言ってダメな市町村ということではありません。