- 「引っ越し業者手配したけど、もっと安い業者があるからキャンセルしたいな」
- 「引っ越し見積もりお願いしたいけど、キャンセル料金とかかかったら嫌だから簡単にはできないな」
- 「転勤の予定はあるけど、まだ確定してない、、、こんな時にも業者と契約して大丈夫かな。後からキャンセルできるかな」
こんな悩みにお答えします。
引っ越しをするにあたってこんな悩みを抱える人多いはず。
「もしキャンセルできなかったら、、、慎重にしないと、、、」
そう思ってなかなか見積もり依頼もできない人もいるんじゃないでしょうか?
確かに金額が大きいですから、キャンセルできなかったり、料金が発生したら嫌ですよね。会社都合で転勤がなくなっちゃうこともありますし。
でも実は、少し注意するだけでキャンセル料を取られるのを未然に防ぐことができるんです。
実際、大手業者はキャンセル料などを取られないケースがほとんど。
なぜなら、標準引越運送約款という国土交通省が作ったルールでキャンセル料金が決められているからです!
優良業者はこの「標準引越運送約款」を遵守しているので、安心。
見分け方はこちらの記事をご参照ください。
→【失敗しない引っ越し】業者選びのポイントは「引越安心マーク」ですよ!
今まで子ども時代、そして転勤族の妻として10回以上引っ越ししてきました。
もちろんキャンセルをした経験も一度や二度だけではありません。契約後のキャンセルももちろん経験済み。
この記事では、引っ越しのキャンセル料金がかかるかどうか、注意点も含めて解説していきます。
結論は、契約後のキャンセルは、引っ越し3日前までにやれば基本的にキャンセル料金はかかりません!
ただ、一部サービスなどで料金がかかる場合があるんです。これも詳しく解説しますね。
引っ越しのキャンセルは可能?
引っ越しは契約後でもキャンセル可能です。電話連絡でサクッとできちゃいます!安心して見積もりを!、、、と言いたいとことですが、
キャンセルの際に料金を取られるケースがいくつかありますので、見積もり依頼の前にポイントを押さえておきましょう!
キャンセル料金はいつからかかる
引っ越しのキャンセル料金を定めたものに、国土交通省が出している「標準引越運送約款」というものがあります。
この中で、キャンセル料金を次のように決めてます。
キャンセルタイミング | キャンセル料金 |
引っ越し前々日のキャンセル | 引っ越し料金の20%以内 |
引っ越し前日のキャンセル | 引っ越し料金の30%以内 |
引っ越し当日のキャンセル | 引っ越し料金の50%以内 |
3日前までならキャンセル料金はかかりません。
ただ、これはあくまで引っ越し自体の契約の話。他にお金がかかる可能性があるんです。
この「標準引越運送約款」を遵守しているかは、引越安心マークで見分けられます。
引越安心マークというのは、全日本トラック協会から優良事業者として認定された会社しか掲げることはできない、良い引っ越し業者を見分けるための目印です。
認定には「標準引越運送約款」を遵守していることも条件になっています。
大手業者は「標準引越運送約款」を遵守してるから安心!
優良業者選びは「引越安心マーク」を活用しよう!
ただ、3日前にキャンセルしても料金がかかるケースも、詳しく紹介します。
料金が発生するケース3選
3日前にキャンセルすれば無料なんだね!
まだ4日前だから、お金取られないはず!
3日前までにキャンセルしたらキャンセル料金自体は無料です。
ただ、キャンセル料以外の料金が取られるケースがあるんです。
- 段ボールの代金
- オプションの代金
- 業者の認識不足
それぞれ詳しく解説していきます。
段ボールの代金
契約をしたら、営業の人が段ボールを置いて行ってくれることがよくあります。ほぼ100%かも
でもキャンセルすると、その段ボールも業者に返さないといけません。
もし、使用していたらその分を買い取らないといけないんです。新品であったとしても、送料こっち負担で返送しないといけません。
キャンセルした客の段ボールを取りに来てはくれません。当然と言えば当然ですが、、、
営業所が近ければ自分で返しに行けますが、郵送となると費用が掛かります。痛い出費です。
対策として、
- 業者が確定するまでは段ボールを貰わない
- 段ボールを受け取っても、確定するまでは使わない
とりあえず受け取っておいて、使わずに他の業者の見積もりを待つのがおすすめ!
新たに契約した業者が持って行ってくれることも!営業の人に相談してみて!
2.オプションの代金
引っ越しをするときに、オプションを付ける人けっこういるんじゃないでしょうか?
代表的なオプションとしては、このようなものがあります。
- エアコンの取付・取外工事
- 不用品の買取
- 車両の陸送
- ハウスクリーニング
例えばエアコンの取り外しなんかは、引っ越し当日ではなく何日か前にやります。ですので、取り外した後にキャンセルした場合、取り外しにかかった費用も負担しないといけません。
引っ越ししなくなったからエアコン元に戻して
取り付けは別料金です
もちろん取り外しにかかった費用はいただきます
こうなっちゃます。笑 これはもうしょうがないです!もうやっちゃってますからね。
対策として、
- オプションは引っ越し日に近い日でやってもらおう!
- オプションのキャンセル料がかかるかどうかは、事前に営業に確認しよう!
とりあえず受け取っておいて、使わずに他の業者の見積もりを待つのがおすすめ!
3.業者の認識不足
これが一番いやなパターン。ほんとは払わなくてもいいのに払わされちゃうパターンです。
つまり、業者が標準引越運送約款を把握してなくて、お金請求されちゃうってことです。
「そんなこと実際あるの?」と思うかもしれませんが、国民生活センターに寄せられた相談にこんなものがありました。
【事例1】解約料発生前に解約を申し出たにもかかわらず、解約料を請求された
(1)事業者の契約内容についての認識不足〔事例1〕
(前略)事例1のように消費者が2日前※までに解約を申し出たにもかかわらず、事業者から解約料を請求される事例も寄せられている。これらの状況から、事業者における標準引越運送約款を含めた契約内容への認識不足が考えられる。(後略)
※現在は3日前までに解約の申し出が必要
引用元:消費税アップによる駆け込み需要でより混雑する?引っ越しサービスに関するトラブルを防ぐために(国民生活センター)
実際にこのようなケースもあるようです。
3日前まで料金がかからないところ、業者側の認識不足やこちらの知識不足で必要のない料金を払ってしまう、これはもったいないですよね。あとから返金とかできたらいいんですが、、、
このようなことがないように、見積もりのときに独自約款じゃないか確認した方がいいですね。
- 3日前までにキャンセルしたのにお金取られそうになったら業者の勘違いかも
- 独自の約款でキャンセル料金を設定していないかも念のため確認しよう!
契約後の上手なキャンセル方法は?
契約しといてキャンセルって言いだしづらいな、、、
せっかく安い業者が見つかっても、こう思ってキャンセルするのを躊躇している人いるんじゃないでしょうか?
言いだしづらい気持ちは、すっごくよく分かります。「申し訳ないなぁ、、、」とか「言いくるめられて上手くキャンセルできないかも、、、」とか色々考えちゃいますよね。
そんな時に、業者から深くつっこまれないキャンセル方法をお教えします。
1.深く聞かれそうにない理由で断る
まずはキャンセルする理由を工夫してみましょう。
例えば、「会社の都合で転勤がなくなってしまったので、」とか「転勤の時期がずれそうで、いつになるか分からないので、」
こんな風に言えば、相手も「それだったらしょうがないか」と思いますよね。
「分かりました。また機会がありましたらお願いします。」
くらいの感じでなんの問題もなくキャンセルできると思います。
2.メールで断る
電話だと言いにくいことも、メールだったら伝えやすいです。
見積もりの際にもらう名刺にメールアドレスが書いてますので、そこにメールしましょう。
メールの文面はこんな感じでオッケー
【件名】引越し申し込みキャンセルのご連絡
【メール本文】
御社に引っ越しをお願いしています○○と申します。
先日は見積もりのためにご足労いただきありがとうございました。
今回の引っ越しなのですが、(理由)のためキャンセルさせていただきます。
またの機会がありましたら、どうぞよろしくお願いいたします。
理由のところには
・引っ越しがなくなった
・会社が業者を手配することになった
・他社にお願いすることになった
などを入れてください。
3.コールセンターにかける
電話で断るにしても、営業の人に書けるのはNG。
ほぼ間違いなく、「キャンセルの理由はなんですか?」「どこの業者にしたんですか?」「料金はどのくらいですか?」「もう少し安くしたらうちにしてくれますか?」などなど、、、質問責めにあいます。
そうなるとまた営業の人とやり取りが増えちゃって、「はやく業者決めさせて~。次の作業がたまってるから、、、」と時間に追われるようになっちゃいます。
ですが、コールセンターならそれぞれの契約の中身までは把握してません。根ほり葉ほり聞かれることもありませんから安心です。
しかも値引きなどの提案をしてくることもありません。なので、スムーズに断ることができます。
営業の人とtのやり取りは少なくするのが吉!
できれば営業の人には電話しないようにしよう!
4.新しく契約した業者経由でキャンセルする
これは私の経験ですが、別業者と契約してその業者経由でキャンセルすることもできます。
業者間のやりとりで完結しますので、営業の人にあれこれ聞かれることもありません。
営業の人から連絡が来るということもありませんでした。
段ボールも新しく契約した業者が返却してくれたので、返送料などもかかりませんでした。
一番楽ですが、業者によってはやってくれないかも。
とりあえず相談してみよう!相談はタダ
まとめ
優良業者は標準引越運送約款を遵守しているので、3日前までにキャンセルしたら料金は基本かかりません。
ただ、優良業者でもいくつかのケースで料金を取られることがあるんです。今回は3つ紹介させていただきました。
1.段ボールの代金
2.オプションの代金
3.業者の認識不足
段ボールの返送は、手間もお金もかかることが多いので業者が確定するまでは使わない方が無難です!
オプションは場合によっては別途キャンセルについての規約を設定している場合があるので、そこは業者に要確認!
業者の認識不足というのは、本当はキャンセル料金がかからないはずなのに、業者がそれを分かってなくて間違って取っちゃうというパターンです。
わざとと言うことはないと思いますが、自己防衛のためにもキャンセルについての知識は持っておきましょう。
キャンセル自体は難しくありません。本記事で紹介しているキャンセル方法であれば、簡単にキャンセルできると思います。
ですので、必要以上に引っ越し業者への見積もりなどを怖がらなくても大丈夫!
「業者からの営業電話が怖い」、「キャンセルできるか分からないから見積もりのお願いもできない」
たしかに、見積もりはそういう側面もありますが、いくつかの業者に見積もりを取らないと金額面でかなり不利になります。
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私も転勤の時は 「引越し侍」 をいつも使ってます。
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一括見積もりサイトも色々ありますので、自分が一番安心できるサイトを使うといいですね。