賃貸物件を探すうえで、専有面積って大事ですよね。
私も絶対探す条件に入れています。どの程度の広さが好みかは人によって変わりますが、私は家族5人で60㎡以上の条件で探しています。
感覚的には大人1人で20㎡~25㎡は欲しいなと思っています。
そんな専有面積ですが、含まれない部分があるってご存じだったでしょうか?
今回はそんな専有面積についてお話させていただきたいと思います。
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専有面積とは?
専有面積とはなんでしょうか?
マンションやアパートなどの戸建てではない集合住宅で使われる用語で、その住人が専有的に使用できる部分の面積のことを言います。
部屋までの廊下や階段などは専有していない共用部分にあたりますので、当然ですが専有面積には含みません。
そして、専有面積の算定方法には2つの方法があります。
壁芯面積と内法面積です。こちらの画像が分かりやすいです↓
壁芯面積の方は、壁の厚みの中心部を基準にして面積を計算します。
内法面積は、壁の内側を基準にして面積を計算します。
ご覧いただいてわかるように、同じ部屋でも壁芯面積の方が広い数値が出ることになります。物件探しをしていると、たまに同じ物件なのに仲介業者によって専有面積が異なることがあります。それはこういった計算方法の違いによるものの可能性があります。
基本的に賃貸物件の専有面積は内法面積を用いているケースが多いと思いますが、場合によって異なります。住んでみたら数値よりも狭く感じるなということがないように、疑問に思ったら不動産屋さんに確認してみましょう。
専有面積に含まない部分は?
専有面積は基本的に専有する場所ですよ。というお話をさせていただきましたが、自分が専有しているなと思う場所であっても、専有面積に含まれない場所があります。
ロフト
ロフトは部屋の中にあるスペースですし、完全に専有していますよね。
ロフトで寝たりする人も多いですし、完全に生活用のスペースな感じがしますが違うんです。ロフトは生活空間ではなく屋根裏収納などと同じような扱いになります。
ですので、専有面積にはロフト部分は入ってきません。これは借りる側にとってはいいですよね。賃貸物件サイトなどで表記されている専有面積よりも実際使用できるスペースは広くなりますからね。
バルコニー・ベランダ
バルコニーやベランダは専有面積に含まれません。基本的に住んでいる部屋のベランダは専有している感じがしますが、専有部分として扱わないのには理由があります。
バルコニーなどは、緊急時に避難経路として使用されることとなっています。ですので、専有部分ではなく共用部分になります。
なので、普段から避難の経路として支障が出るようなものを置いたりはしないようにした方がいいですね。
専有面積と印象が違うことも
専有面積とは、リビングやキッチン、お風呂場、トイレ、クローゼットなどを足した面積になります。
ですので、クローゼットが大きかったり、脱衣所が広かったりすると、専有面積は広く表記されますが、実際普段自分がメインで使用しているスペースはそんなに広く感じないなと思うことが多々おきます。
実際に内見してみて、図面や数値とのギャップがないかをきちんと確認するようにしましょう。
まとめ
専有面積と一口に言ってもちゃんと確認しなければならないこともあります。
記載している面積は、内法面積か壁芯面積か、バルコニーなどが含まれた面積になっていないか、メインの居住エリアのスペースが狭くなっていないかなどです。
数値での確認ももちろんですが、実際に内見をしてみてイメージとギャップがないようにしておきましょう。